■コアメンバーだけでは難しい過密日程

 しかし、48カ国に拡大し、夏の気候で決勝まで8試合を戦う北中米W杯の日程を見据えれば、ボランチも遠藤、守田、アウェーの中国戦でスタメン起用された田中碧(リーズ)という現在のコアメンバーだけでフルカバーすることは難しい。
 さらに言えば、前回のカタール大会でも見られた通り、彼らが100%の状態で本大会を迎えられる保証はどこにもない。
 来年はアジアの戦いが最終局面になり、いよいよ世界に向けたフェーズに入っていくが、主力が所属クラブでの戦いも含めて、さらに個の力を上げて、連携面も高めていくことに加えて、ボランチなどの選手層をいかに厚くしていくか。”第二次・森保ジャパン”の3年目となる2025年に課されるメインテーマの1つになりそうだ。
(取材・文/河治良幸)

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