■湘南の大健闘で｢肝が冷えてくる｣チーム
一方、順位表で正反対の位置にあるＪ１残留争いでも、気になるカードがある。
１７位の湘南ベルマーレは４位の鹿島アントラーズと対戦する。アウェイでは３勝１８敗と大苦戦しているが、ホームでは８勝３分７敗とわずかに勝ち越している。アウェイでの戦績を見れば、驚くほかない勝率だろう。
さらに、ここ２年は、ホームで鹿島と引き分けている。得点源ルキアンの出場停止はまだ解けないが、鹿島も調子が上がり切らないことから引き分ける可能性は十分だ。
１７位の湘南がにじり寄ってくるとなると、肝が冷えてくるのが降格ラインの１８位と勝点２差の柏レイソルだ。今回対戦するセレッソ大阪は前節にようやく連敗を脱したが、本来、地力は十分あるチーム。柏にも良い選手はそろっているものの、お互いに不調となれば、似たもの同士の対戦はドロー決着が妥当だろう。ズルズルと残留争いに引きずり込まれてていきそうだ。
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