■日本代表効果の「証拠」
3月28日のウルグアイ戦は国立競技場だったが、4日後にはセレッソ大阪のホームスタジアムであるヨドコウ桜スタジアムで、日本代表はコロンビア代表と戦っている。結果は1-2で日本の敗戦だったものの、スタジアムには2万5人が詰めかけた。その4日後、同じスタジアムでC大阪は昨季王者の横浜F・マリノスを2-1で破っている。
6月15日にエルサルバドル代表に日本が6-0と快勝した豊田スタジアムへと戻ってきたのは、名古屋グランパス。アウェイでFC東京相手に手痛い黒星を喫していたが、川崎フロンターレを2-0で下して勝利を取り戻した。
同じ6月シリーズ、日本がペルー代表を4-1で破った4日後、ガンバ大阪はパナソニックスタジアム吹田で鹿島アントラーズに2-1と勝利。日本代表を取り巻く熱気に触れたファンや選手たちへの影響があったと考えることは、決しておかしなことではない。
そうなると、今回恩恵を受けるのはアルビレックス新潟となる。2018年以来となる日本代表戦が開催され、地元のサッカーファンなど3万7125人がデンカビッグスワンスタジアムに集った。その熱気が今度は、勝点1差で追ってくるサガン鳥栖と対戦する新潟の背を押すことになる。