【J2「頂上バトル」】上位2チームを追う清水エスパルス、鈴木唯人の離脱でも動じない秋葉監督と権田修一の「スキなし」!5位、6位も的確補強で猛追へ【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
J1復帰へ油断を見せない清水GK権田修一  撮影:中地拓也
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■ウノゼロ連勝の清水は「一歩ずつ勝負強い大人のチームに」

 秋葉忠宏監督のもとで「超攻撃的」のスタイルを掲げる清水エスパルスは、今シーズン最高位の3位まで順位をあげてきた。直近2試合はファジアーノ岡山東京ヴェルディを相手に、1対0で勝利している。秋葉監督は東京V戦後、2戦連続のウノゼロ勝利をこう評価した。

「我々のチーム良い選手がいるぶん、自分たちのサッカー観がたくさんあるぶん、なかなかひとつになるのが難しいところがありましたけれど、いまはホントに勝利するためにチームがひとつになっている。今日の試合前のミーティングでも、一番伝えたのは献身性です。チームのために、仲間のために、勝利するために、応援してくれるサポーター・ファミリーのために、どれだけ献身的にハードワークできるか。ここ2試合は、そういう姿勢を最後まで見せてくれていると思います」

「超攻撃的」を掲げるだけに、2点目、3点目を狙いにいく姿勢は大切にしている。同時に、攻撃的な姿勢がスキにつながるのは避けたい。指揮官が続ける。

「もちろん、3点、4点を取れればベストですけれど、そうでなくてもしっかりと手堅く勝点3を取れる。そういう大人のチームに、勝負強いチームに、一歩ずつなっていると感じます」

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