■節目の「J2リーグ200勝」を飾れるか
三つめは「ゲームコントロール」だ。25節のヴァンフォーレ甲府戦、前節の琉球戦と、前半のうちに得点を奪うことができている。一方で、24節の町田戦では3対0から1点差に詰め寄られ、琉球戦では後半開始早々に同点とされた。警戒すべき時間帯をしっかりとしのぐことで、ゲームを有利に進めたい。
岩手は8節から14節まで7連敗を喫したが、15節の大宮アルディージャ戦でシーズン4勝目を記録し、6月5日の20節から6試合連続で勝点を積み上げた(3勝3分)。25節の琉球戦は0対1で敗れたものの、前節はV・ファーレン長崎と2対2で引分けている。前半を0対2で折り返しながら、弓削翼とオタボーのゴールで勝点1をつかみ取った。
長崎戦後、秋田豊監督は「若手が頑張って成長してくれているので、楽しみですね」と話し、仙台戦に向けては「必死に食らいついていって、何とか勝点をもぎ取っていけたら」と意欲を示した。今シーズン一度目の対戦は0対3で敗れただけに、シーズンを通して成長している姿を示したいはずだ。
仙台はJ2通算200勝にあと「1」に迫っている。また、FW中山仁斗がJ2通算50ゴールまであと「2」点となっている。背番号9が複数得点を記録し、節目の勝利をつかみたい。
16日18時キックオフの一戦に注目だ。