■仙台はアウェイで「東北ダービー」に挑む
7月16、17日に行なわれるJ2リーグで、3位のベガルタ仙台はいわてグルージャ盛岡とのアウェイゲームに挑む。「東北ダービー」だ。
FC琉球のホームへ乗り込んだ前節は、1対1のドローで勝点1を分け合った。仙台からするともったいない一戦で、首位のアルビレックス新潟、2位の横浜FCとは勝点3差となっている。
岩手戦に向けては、いくつかのポイントがある。
ひとつ目は、ボランチ中島元彦が先発に復帰するかどうかだ。前節は足の痛みで欠場した彼が戻ってくれば、攻撃がよりダイナミックになる。直接FKやCKから、相手に脅威を与えることもできる。
ふたつ目は、新加入のCB佐藤瑶大をどのように使うのか。負傷離脱中の若狭大志に代わって、ガンバ大阪から育成型期限付き移籍で加入した23歳は、前節の琉球戦で後半途中からピッチに立った。
若狭不在の現在は、35歳のベテラン平岡康裕と韓国人キム・テヒョンがCBのコンビを組んでいる。キムは3度の警告を受けており、次にイエローカードを受けると出場停止となる。琉球戦同様に佐藤にプレータイムを与え、スタメン出場への準備を進めておきたい。