2022明治安田生命J1リーグ第18節、名古屋グランパス対鹿島アントラーズが6月26日に行われた。試合は1−1のドロー。鹿島に勝点1をもたらしたMF仲間隼斗が決めたゴールが元日本代表FW鈴木隆行氏のゴールに激似と話題となっている。
■移籍後リーグ初ゴール
今季開幕前に柏レイソルから鹿島へ移籍した仲間だったが、常勝軍団の厚い選手層を前にJリーグ開幕からスタメン出場を掴むことはできていなかった。4月2日のJ1第6節清水エスパルス戦でリーグ戦初スタメンをやっと勝ち取るも、その後、練習中の怪我により離脱。6月4日に行われたアビスパ福岡とのJリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ第1戦で約2か月ぶりの復帰となった。
すると、この第2戦(同11日)で、仲間はついに移籍後初ゴール。さらに6月22日に行われた大宮アルディージャとの天皇杯3回戦では先制ゴールを決め、波に乗っていた。2大カップ戦で得点を決めた仲間が、ついにこの日は鹿島でのリーグ戦初ゴールを記録した。
仲間のゴールをアシストしたのは、日本代表FW上田綺世。最終ラインから味方が蹴ったロングボールは、名古屋の選手に当たって軌道が大きく変わる。これに上田が反応。高くジャンプすると頭で前線に送る。ボールの行き先は仲間の前にあったスペースで、背番号33は猛ダッシュをかける。当然、相手GKも捕球しようとするが、最後はスライディングした仲間の足先の方がわずかに早くボールに触れ、ゴールネットを揺らしたのだ。
このゴールで先制した鹿島だったが、マテウスのPKで同点に追いつかれ1−1のドローに終わった。