■2位東京Vは堅守の山口と激突

 5勝3分1敗の勝点18で2位の東京ヴェルディは、アウェイの山口戦に臨む。

 堀孝史監督率いる東京Vは、前節のロアッソ熊本戦でシーズン初黒星を喫した。横浜FCを追走していくためにも、連敗は避けなければならない。

 リーグ最多の19得点を叩き出している攻撃陣では、チーム最多4ゴールの杉本竜士の出場が微妙か。熊本戦の25分過ぎに、腰を気にしながら途中交代したのだ。もっとも、杉本に次ぐ3ゴールをあげている佐藤凌我新井瑞希ら、攻撃陣の顔触れに不足はない。

 対する山口は、FW大槻周平が負傷離脱中だ。前節メンバー外だった32歳のストライカーは、右ハムストリング肉離れで5週間程度の離脱が発表された。

 今シーズンの山口はリーグ上位のボール保持率を記録しており、自分たちで主導権を握るサッカーを追及している。同時に、彼らの強みとなっているのはディフェンスだ。9試合8失点はリーグ最少4位タイで、クリーンシートは4試合を数える。

 山口としてはロースコアの攻防へ持ち込み、大槻と同じ3得点のFW沼田駿也の決定力を生かしたいだろう。もうひとつカギを握るのはCKだ。

 沼田の3得点はすべてCKから生まれており、CKの流れからつかんだ得点もふたつある。全9得点のうち5得点がCK絡みとなれば、この試合のポイントにあげられるのは明らか。17日14時のキックオフが待たれる。

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(2)へ続く
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