■W杯でもこれまでの戦いを貫け

 グループステージのすべての試合で、日本は臨機応変に試合を運んでいかなければならない。最終予選を振り返ると、流れのなかで戦いかたを修正しきれないところがあった。試合の入りで相手の狙いを確認し、それに応じた戦いかたをしていく。

 相手を見ながら対応していくのは絶対条件だ。自分たちが臨む結果をつかむためには、終盤に割り切った守りかたをする必要も出てくるだろう。

 いずれにせよ、ここまで積み上げてきたスタイルは変えるべきでない。ドイツやスペインに押し込まれるのはしかたがないが、自分たちの良さをぶつけることで、勝機を見出してほしいのだ。勝つために必要以上に守備的になるべきではない。それで結果を残せなかったとしても、カタールでの戦いを未来へつなげていくことができる。

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