■藤田・吉尾ら若手が躍動
川崎戦に続く柏レイソル戦は退場者を出してしまい1-3で敗れたものの、その後のヴィッセル神戸戦と清水エスパルス戦はともに2-0で勝利。
この2試合で目立ったのが若手選手の台頭だ。中盤では徳島ヴォルティスから加入した藤田譲瑠チマやユースから昇格した山根陸が、前線ではFC町田ゼルビアでの武者修行から帰ってきた吉尾海夏が躍動した。
とりわけ、高いボール奪取能力と東京ヴェルディの下部組織で培われたテクニックを兼備する藤田譲瑠チマは今季のキーマンになるだろう。3月7日から行われているU-21日本代表候補のトレーニングキャンプに参加しており、9日の横浜FMとの練習試合では主将を務めている。日本サッカー協会(JFA)ロールモデルコーチである内田篤人氏も絶賛するMFのプレーにはこれからも注目必至だ。
王座奪還に向けて好発進を切った横浜FM。このシーズン序盤でネガティブな要素を排除しつつ、3年ぶりのリーグ優勝を成し遂げることはできるだろうか。