■セレッソで成長著しい西尾やルヴァン制覇の中谷らは?

 “飛び級”で合宿招集となったパリ五輪世代のセレッソ大阪西尾隆矢はB評価。昨季は正式昇格2年目ながらJ1リーグで31試合に出場し、当たり負けしない屈強なフィジカルを持っているものの、身長は180cmとCBとしてはやや物足りないことがネックになる。

 また、先日までクラブで相方だった瀬古歩夢板倉滉、さらには冨安健洋など年齢の近いライバルが多く存在し、定着するにはまだ時間がかかりそうだ。

 名古屋グランパス中谷進之介もB評価に。昨年3月に初めて代表召集を受けると、2021シーズンはクラブの堅守を支えてルヴァンカップ制覇に貢献。球際の強さだけでなく読みの鋭いインターセプトも持ち合わせている。だが、谷口同様、CBには下の年代にも多くの逸材が揃っているため、定着するにはもう一皮むける必要があるだろう。長谷川健太新監督の下、さらに成長できるかどうかがカギとなりそうだ。

 そして、サンフレッチェ広島で主力として躍動する佐々木翔について。CBだけでなく左サイドバックもこなせる上にビルドアップにも貢献でき、恩師である森保一監督からの信頼も厚い。だが、代表で不動のDFになれるかは未知数で、32歳と年齢的な問題もあって、C評価となった。

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