■守備陣は優勝の磐田と2位の京都で構成
ジュビロ磐田が優勝を飾り、京都サンガF.C.とともにJ1昇格を決めた今季のJ2リーグ。各チームが見せてくれた熱い戦いの終了を受けて、今シーズンのベストイレブンを選出した。リーグ戦と同じように、7人の控え選手、そして監督も選抜した。
どのポジションにも複数の候補者がいた。「なぜこの選手を選ばない」といった意見もあるだろう。それでも、ここで取り上げた11人+7人が、今シーズンのJ2で確かな輝きを放ったのは間違いないはずだ。(#1、2のうち1)
■磐田の右ウイングバック・鈴木雄斗は得点とアシストで大貢献!
GK 三浦龍輝(ジュビロ磐田)
磐田の失点はリーグ最少7位の「42」だが、三浦が出場した37試合では「31」となる。奇しくもリーグ最少の京都サンガF.C.と同じだ。14節から20節まで7試合連続クリーンシートを達成するなど、抜群の安定感でチームを支えた。
右SB 鈴木雄斗(ジュビロ磐田)
3バックの磐田ではウイングバックをメインに稼働したが、ベストイレブンから外すことはできないだろう。移籍1年目で定位置を確保し、チーム3位の8得点、同4位タイのアシストをマーク。35節の愛媛FC戦の2得点など、価値あるゴールも決めている。
右CB ヨルディ・バイス(京都サンガF.C.)
昇格を決めた41節まで全試合に先発し、ディフェンスリーダーとしてリーグ最少失点のチームを支えた。ビルドアップから崩しのパスまでを供給し、相手ゴール前にも効果的に飛び込んでいった。契約満了はチーム事情なのだろうが、J1で戦う京都で彼を見たかったという声は多いだろう。
左CB 麻田将吾(京都サンガF.C.)
ベストイレブンにふさわしいCBはほかにもいるが、ヨルディ・バイスとコンビを組んだ麻田を選出。7節から先発で起用されると、そこから先発に定着。23歳の左利きのCBは高さがあり、ビルドアップのパスも出せる。J1でどこまでできるのかが楽しみだ。
左SB 荻原拓也(京都サンガF.C.)
プロ4年目は飛躍のシーズンとなった。浦和レッズからの期限付き移籍で加入し、主力のひとりとして40試合に出場した。最大の魅力はアグレッシブな攻撃力。迷いなくタテへ突き進む姿は、京都というチームを象徴していた。