■J3に降格の松本は名波浩監督に継続要請

 FC琉球も継続路線を示した。11月27日に喜名哲裕監督と来シーズンの契約を結んだ。

 喜名監督は樋口靖洋前監督のもとで、ヘッドコーチを務めてきた。監督就任に合わせて「これまで積み上げてきたものを大切にしながら、さらに前進させて攻守ともにアグレッシブに戦い、躍動感あるサッカーを展開していきたい」と話していたが、前半戦にJ1昇格争いを演じた今シーズンを土台とするなら、喜名監督との契約更新は論理的な判断だろう。

 J3降格の決まった松本は、名波浩監督に続投を要請した。J3降格を避けられなかったとはいえ、6月末の就任時点で黒星先行だったのは事実だ。継続性を大切にするのは選択肢のひとつと言える。

 頭ひとつ抜けていたジュビロ磐田と京都がJ1へ旅立った一方で、J1から4チームが降格してくる。22年シーズンの昇格争いも、熾烈をきわめるのは間違いないだろう。早い段階で監督を決め、編成に着手するのも重要になってくる。

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