■磐田は次節ドローで2位以内が確定

 磐田は通算成績を25勝8分5敗とし、勝点を「83」に伸ばした。3位のV・ファーレン長崎、4位のヴァンフォーレ甲府の結果次第では2位以内が確定したが、長崎と甲府がともに勝利したため、今節での昇格はならなかった。

 検査入院中の鈴木政一監督に代わってベンチをあずかる服部年宏ヘッドコーチは、「私自身は今日J1昇格が決まるとは思っていなかったので、選手たちにも話したのですが、次、自分たちで決めようということで、しっかり昇格を目ざしてもう1試合戦っていきたい」と話した。磐田は24節から15試合連続負けなしとし、J2でのクラブ記録を更新中である。

 次節のJ2リーグは13日と14日の開催で、磐田は14日に水戸ホーリーホックと対戦する。この試合で引分け以上の結果を残せば無条件で2位以内が確定するが、3位の長崎が13日に栃木SCと対戦する。長崎がここで引分けに終わると、最大勝点は「81」となり、磐田が現時点で獲得している「83」に届かない。水戸戦の前日に決まる可能性もあるわけだ。

 2位の京都も次節で昇格を決める可能性がある。ホームにブラウブリッツ秋田を迎える次節に勝利し、3位の長崎が負け、4位の甲府が引分け以下に終われば、2位以内が確定する。チョウ監督は「次節のチケットは完売だと聞いていますし、我々のプレーを楽しみにしてくれているお客さんのためにも、磐田に負けた悔しさをぶつけられるように準備をしたい」と前を向いた。

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