■終了間際の被弾で相模原は勝利を逃す
順位表の下位へ目を移すと、J3降格圏の4チームに変化はない。19位が愛媛FC、20位がギラヴァンツ北九州、21位が松本山雅FC、22位がSC相模原となっている。
各チームの勝点を見ると、北九州以下の3チームがやや足踏みをしている印象だ。北九州は大宮アルディージャとの6ポイントマッチで1対3の敗戦を喫し、松本はFC琉球にホームで敗れた。前節終了後に樋口靖洋監督を解任した琉球は7試合勝ちがなかったが、名波浩監督率いる松本は1対2の逆転負けを喫してしまった。
相模原は勝点3を取りこぼした。金沢との6ポイントマッチは1対0のまま後半アディショナルタイムに突入するが、90+3分に被弾してしまう。結果的に13分のPKを守り切るような展開になってしまったことについて、高木琢也監督は「相手のほうがボールを持つ時間が長く、自陣で守備に追われる時間が多くなれば、こういう結果になるのも……難しい問題になってしまうのかな」と振り返った。
次節は北九州との直接対決だ、38節にザスパクサツ群馬、40節に愛媛、41節に松本と、相模原は勝点の近いチームとの対戦を多く残している。
高木監督は「進んでいくしかないです。後退したら未来は開けない。そういう気持ちで戦っていくしかないと」とファイティングポーズを取り続ける姿勢を強調した。