■CFには大迫ではなく…
左ウィングには南野拓実だ。代表のエースは現在、所属するリバプールで厳しい状況に立たされている。トルコのベシクタシュへの移籍も噂され、1月の移籍市場で動きがあるかもしれない。もし南野のコンディションが落ちた場合、思い切って三笘薫を起用するのもいいかもしれない。もしくは三笘の途中出場もありだろう。今後は得失点差も絡んでくる可能性があるため、より攻撃的で点の取れる選手の起用も必要だ。
右ウィングには伊東純也。もう替えの効かない選手と言える。サウジアラビア戦は出場停止だったが、オーストラリア戦ではフル出場。右サイドで積極的に仕掛け、日本の攻撃を活性化させた。伊東のスピードについていけるアジアの選手は少ない。そう考えると、このポジションは伊東しか考えられない。また、クラブでもこのポジションを担っていることからも最適だと考えられる。
そしてセンターフォワードには大迫勇也ではなく古橋亨梧だ。大迫はオーストラリア戦で負傷交代。所属するヴィッセル神戸でも離脱が決定しており、今後の状況を見守る必要がある。仮に直前に復帰できたとしても、怪我明けの大迫をスタメン起用するリスクは大きい。
大迫不在でターゲットマンがいなくなることが予想されるが、11月の2試合は特にゴールが求められる。前述した通り、得失点差も気にしないといけない。そうなると、前からガンガンプレスをかけ、縦に速い選手を置くのも一つの手だ。中盤に森岡と田中が入ることによって、良いボールが供給されるだろう。そういった意味でも、抜け出しがうまい古橋の起用が望まれる。