10月8日と同12日にFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選グループB第3節と第4節が行われた。日本代表は第3節のサウジアラビア代表戦で0−1の敗戦、第4節のオーストラリア代表戦は2−1の勝利を収め1勝1敗で10月シリーズを終えた。日本代表はこれまで4試合を戦って2勝2敗。カタールワールドカップ出場へ厳しい状況で、11月にベトナム、オマーンとアウェイで戦う。アウェイ2連戦に向けての日本代表の理想スタメン&フォーメーションはどのようなものかーー。
■左サイドバックの世代交代を
右サイドバックの酒井宏樹、CBの吉田麻也と冨安健洋は、10月に続いて11月の代表戦でもスタメンで起用されるべきだろう。特にCBは圧倒的で、この2人以外には任せられない状況。それは右サイドバックも同じで、森保監督も絶大な信頼を寄せる選手たちである。
左サイドバックは、10月の代表戦で2試合とも途中出場だった中山雄太に期待したい。確かに長友佑都が35歳であれだけのプレーができるのは驚異的だ。しかし、世代交代が必要なのもまた事実。このタイミングで、中山をスタメンに抜擢するのは賭けかもしれない。だが、東京五輪で中山は吉田、冨安、酒井とともにプレーしており、連係面では問題ない。あとは攻撃面など「個」が伸びれば主力に定着するはず。そのためにも経験を積ませたい。