■負けない2強! 京都と磐田が20勝の大台へ
京都サンガF.C.とジュビロ磐田が、J1昇格へ確実に近づいている。9月25日に行なわれたJ2リーグ第31節で、京都は栃木SCを、磐田はFC琉球を、ともに2対0のスコアで退けた。今節の勝利で両チームともにシーズン20勝とし、京都は勝点67、磐田は勝点66に伸ばしている。
チョウ・キジェ監督率いる京都は、3連勝の4戦負けなしとした。28分に左サイドバックの荻原拓也が先制点を蹴り込み、65分には宮吉拓実が追加点をあげた。1点目は右サイドから仕掛けて左サイドで仕留めた。相手にスライドを許さずに攻め切った。2点目は敵陣でのボール奪取から取り切った。複数の選手がボールに関わり、相手ゴールへ勢いよく向かっていく。どちらも京都らしい得点で、チョウ監督も「素晴らしい形」とたたえた。
磐田は2試合ぶりの勝利で、8戦負けなしとした。琉球とのホームゲームは後半開始直後の49分、遠藤保仁のFKをルキアンが競り勝ち、鈴木雄斗がプッシュする。77分には得点ランキング首位を走るルキアンが、自身18ゴール目を巧みなポジショニングから決めてみせた。
ホーム3試合ぶりの勝利は、攻撃のクオリティを示すものだった。J1基準と言ってもいいタレントがコンビネーションを高め、他チームを寄せつけない攻撃力を装備するに至っている。「どんな相手でも必ず取れる」といった雰囲気を、いまの磐田は感じさせるのだ。