■8月14日/J1第24節 柏レイソル0-0川崎フロンターレ(三協F柏)
川崎フロンターレが三協F柏でスコアレスドローに終わった。今季の無敗記録を継続し、首位は堅持。しかし、昨年11月21日のアウェイ大分戦以来となる無得点に終わり、実に40試合ぶりにゴールを奪うことができなかった。首位を独走し、“1試合3ゴール”という目標を掲げるチームに何があったのか。
前節の大分戦(8月9日、昭和電工ドーム大分)で自ら負傷を訴えてピッチに座り込み、わずか27分で途中交代したエースFWレアンドロ・ダミアンが先発メンバーに名を連ね、ACLで負傷して以降、戦線から離脱していたFW小林悠もベンチ入り。2得点を奪った前節同様に家長昭博と長谷川竜也がウイングに入り、今節もその攻撃力を発揮するかに思われた。
さらに、五輪後、初出場となったMF旗手怜央がインサイドハーフに入った。47番は、22分にわずかにゴールを外れるも強烈なシュートを放ち、さらに37分にもペナルティエリア手前からミドルを放つなど、前半から積極的なプレーを見せた。
しかし、試合開始直後から徐々に強まっていく雨脚は、まるで川崎の選手をゴールから遠ざけるかのようだった。前半の飲水タイム直後には、相手陣内が真っ白に見えるほどの豪雨となった。それでも、先述した旗手のシュートなど決定機は何度かあった。いつもであれば入るシュートが、この日は雨に阻まれたかのように遠かった。