■77分と85分に2枚替え

 3つ目の機会は、77分と85分に行った2枚替えだ。77分に、脇坂泰斗と旗手を下げて遠野大弥橘田健人を投入。インサイドハーフを入れ替えた。85分には、ダミアンと登里享平を下げて、小林悠と車屋紳太郎を投入。フレッシュな選手の投入で運動量を増やした。

 4人で3本のシュートを放ったが、それでもゴールは割れなかった。後半に入って、柏GKキム・スンギュが川崎イレブンの前に立ちはだかったのだ。70分の登里のダイレクトボレー、72分の宮城の決定的場面、87分の橘田のペナルティエリア内シュート、90分の車屋の強烈なミドルなど、ことごとくキム・スンギュに阻まれた。この試合で最も観客席を沸かせたのは、柏の守護神だった。

 マンマーク、雨、神セーブと3つの要素が絡まり、川崎はゴールを奪えないまま試合終了のホイッスルを聞いた。が、もう一つ、忘れてはいけない要素がある。それが、三笘薫田中碧の不在だ。この2人の不在は、チームにどのような影響をもたらしたのか。


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