■「オナイウが本当に良かった」「川辺もね」
―それで森保一監督はハーフタイムに、古橋亨梧をオナイウ阿道に、橋本を川辺駿に変更しました。すると、この２人が活躍を見せた。
大住「オナイウは本当に良かった」
後藤「あの２人が出てくることで、どれくらい変わるかなって僕はかなり懐疑的だったけど、見事に試合を変えてくれたよね。オナイウは思ったよりもずっと良かったし、川辺も前回の試合よりはずっと良かった。
タジキスタン戦で橋本と川辺の２人を見たときは、これはダメだな、って思ったけど。守田と川辺だったら、川辺はすごく良くなっていた」
大住「川辺の良さが出ていたよね」
後藤「そうそう」
大住「勤勉に動いてポジションもしっかり取って、受けて捌いて。あと古橋はワントップをするにしては収まらないし、浅野拓磨のように思い切って飛び出していくようなプレーもない。昨日の試合を見ていたら、古橋は動き出しが遅いよね。足の速い選手にありがちな、ヨーイドンで勝っちゃうから、動き出しが遅くなる。
そうなるとセルビアなんて若い選手といえど、守備はしっかりしているし。ここで先に走られたらメシが食えないぞ、みたいな感じでプレーしているから、なかなかきつかった。
オナイウは周りと一緒にプレーするという感じだったね、すごく良かった」
後藤「古橋亨梧はやっぱりトップの選手じゃないよね？もっと前にスペースがあるところを走ったら、走力も活きるだろうけど。短い距離をスプリントで勝負したらキツイ」
―セカンドトップのほうが良いかもしれませんね？一方で、オナイウは登場していきなり活躍しましたが。
大住「オナイウはどんどん伸びているよね。あの歳になって、いまだに成長しているのは驚きだよ。どんどん良くなっている」
後藤「フル代表ではオナイウが良くなって、U‐２４代表は前田大然が良くなっている。やはり横浜Ｆ・マリノスはすごいね」
大住「だと思うよ。オナイウは横浜Ｆ・マリノスで２シーズン目か。あの指導で、あのサッカーの中で成長しているよね。それに合わせられるんだから、良くなっているっていう事だよね」
