■「橋本はプレイが雑になっちゃったね」
―ボランチが落ち着きませんでしたね?
後藤「守田英正は良かったよね」
大住「橋本はひどかった……」
後藤「遠藤航や田中碧がいない時は、守田が頼りなのは明らかだよね」
大住「そうだね。オーバーエイジで、もうひとり入れたいくらいだよ(笑)」
―橋本拳人には何が起きているのでしょうか?
大住「ロシアに行ってから、プレーがすごく雑になったような気がする。タジキスタン戦後の対談でも言ったけど、パスがきちっと行かないんだよね、相手に渡しちゃうようなパスが非常に多い」
後藤「そりゃあ、サッカーをやっている以上ミスは仕方ないんだけど、あのミスはちょっと考えられないよね」
大住「味方がなんとか受け取っても、1メートルずれていて体勢が悪くなっちゃっていたりね。 田中碧のパスのように、パンって受け取ったら、その人が前を向いて何でもできるようなパスとは質が全然違うんだよね。だからプレーの質は、技術的に日本代表と呼べるようなレベルには達していない」
後藤「ロシアへ行った直後はね、良くなったかなっていうのを感じさせる試合もやっていたんだけどね」
大住「行く前も、闘争心が表に出て、ボールを取る強さもあったし良かったと思うよ。輝かしいプレーこそないものの、効果的なプレーをしっかりしていた」
―ボールを奪いきっていましたよね?
大住「前半の日本は、10対12でやっていたようなものだよ。あれでよく45分間もピッチに置いていたと思う。森保監督に、選手を入れ替えたことのほかにハーフタイムで何か修正したのか、と尋ねてみたら、修正なんかする前に選手同士で話し合って改善しようとしていたよ、と言っていたけど。
それにしても前半はひどかったね。まあ、ひどければ改善のしようがあるんだけどさ」