■ドウグラスが90分出ていたら…
対策をしっかりと施してきた神戸を相手に、2戦して1勝1分と浦和が勝ち越すことに成功したことは事実だ。FWドウグラスが負傷せずに90分出ていればどうなっていたかは分からない、というのは“たられば”だ。浦和は勝ち切ったのだ。
「大事だったのは次のステージへ突破することだったので、その目標を達成することができて良かった」
指揮官がこう話したように、ノーガードになってしまったのが予期せぬ事態だったにもかかわらず、それでも目標を達成したという意味では、チームにタフさをもたらす白星となった。この勝利の意味は重い。
これで、浦和はルヴァンカップで8強入りし、さらに冒険を進める権利を得た。リカルド・ロドリゲス監督就任初年で、どこまで行けるのか。この苦しい試合展開を糧にして、さらに白星を掴んで見せる。