■後半にシュート数で逆転される

 両チームのシュート数を見ると、川崎は前半8本・後半5本の合計13本なのに対し、横浜FCは前半3本・後半6本の合計9本。後半45分間で見れば、シュート数は横浜FCのほうが多かった。後半のスコアは1-1。前半とは違った45分間だったことが数字からも分かる。

 先述したように、鬼木監督が「(修正方法を)特に自分のところで考えていきたい」と話したのは、後半に試合内容が悪くなることが、この試合だけではないからだ。前節・札幌戦こそ後半に試合を決めてみせたが、その前の仙台戦では後半に追いつかれたばかりか、逆転される可能性すらあった。福岡や鳥栖との試合でも、名古屋との首位攻防戦でも、後半に相手チームに修正された部分がある。

 次節の湘南戦は、中3日で訪れる。大幅な修正を加える時間的余裕はないが、ここまで圧倒的な組織力を見せてきたチームだ。アウェイの地で、J史上最強チームのさらなる進化を見せつける。

PHOTO GALLERY ■【画像】横浜FCと戦った川崎イレブンの写真全35枚■
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4