■今季の5得点すべてを右足でゴール
前進した上田は、右足でシュートを放つと弧を描いたボールは見事にゴールネットを揺らしてみせた。急いでカバーに入ったDFチアゴ・マルチンスが思い切り足を伸ばすも、その足先をよけるような軌道。ボールを奪ってからゴールするまであっという間の高速ゴールだった。
東京五輪世代で先発の有力候補と目される上田は、法政大学出身で昨年は26試合に出場して10得点と才能を開花させつつある鹿島の若きストライカーだ。今季は負傷で戦線離脱をした時期もあったものの、10試合で5得点と好ペースでゴールを奪っている。その5得点すべてを右足で決めている。裏に抜ける形に自信を持っている。
コンディションが高まれば4月24日の神戸戦以来となる先発も復活することは確実で、さらなる得点量産が期待できる。18番が、好調な相馬アントラーズをさらにけん引してくれそうだ。