■暫定体制で山形が連勝
クラブ史上初のシーズン中の監督交代に踏み切ったモンテディオ山形が、復調の兆しを見せている。
9節終了後に石丸清隆監督を解任した山形は、佐藤尽コーチが暫定的に監督として指揮することになった。新たな体制で迎えた10節のジュビロ磐田戦は、4連勝中の相手を1対0で退けてシーズン2勝目をつかんだ。
5月1日の第11節は、ザスパクサツ群馬とのアウェイゲームだった。佐藤監督が引き続き采配を奮ったこの一戦も、2対1で勝点3をゲットした。
群馬は前節終了時の成績が3勝1分6敗で、率直に言って状態は芳しくない。山形が上位へ食い込んでいくためには、勝たなければいけない相手だった。それだけに、今シーズン2度目の複数得点で勝利したのは大きい。好機を生かしきれずにズルズルと時間が流れていくのが、石丸前監督当時の悪癖だったからだ。