J2疾風怒濤(1)!監督交代で連勝の山形、昨季「清水で勝率12%」クラモフスキー招へいは「攻撃サッカーの継続」【戸塚啓のJ2のミカタ】の画像
ピーター・クラモフスキー新監督(山形)   写真:YUTAKA/アフロスポーツ

■暫定体制で山形が連勝

 クラブ史上初のシーズン中の監督交代に踏み切ったモンテディオ山形が、復調の兆しを見せている。

 9節終了後に石丸清隆監督を解任した山形は、佐藤尽コーチが暫定的に監督として指揮することになった。新たな体制で迎えた10節のジュビロ磐田戦は、4連勝中の相手を1対0で退けてシーズン2勝目をつかんだ。

 5月1日の第11節は、ザスパクサツ群馬とのアウェイゲームだった。佐藤監督が引き続き采配を奮ったこの一戦も、2対1で勝点3をゲットした。

 群馬は前節終了時の成績が3勝1分6敗で、率直に言って状態は芳しくない。山形が上位へ食い込んでいくためには、勝たなければいけない相手だった。それだけに、今シーズン2度目の複数得点で勝利したのは大きい。好機を生かしきれずにズルズルと時間が流れていくのが、石丸前監督当時の悪癖だったからだ。

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