■3月10日/J1第3節 柏レイソル―名古屋グランパス(三協F柏)
激しい展開となった名古屋と柏の試合。前半のシュート数は、柏が1本、名古屋が4本で激しい潰し合いとなり、後半は名古屋が得点を奪ったものの、直後から柏が攻勢。後半のシュート数は柏が6本、名古屋が3本という展開になった。
名古屋が“ウノ・ゼロ”の試合をいくつも制してきたことはすでに述べたが、マッシモ・フィッカデンティ監督は、柏の猛攻に対し途中でシステムを変更。守り切るチームへと舵を切った。
とはいえ、このイタリア人指揮官も最初からシステム変更を策したわけではなかった。試合後に「ゴールを決めたあと、ちょっと押し込まれそうになったところで、こちらもやり返そうと、攻撃的でフレッシュな選手を入れて、攻撃の時間を作りたかった」と話したように、選手を入れ替えることで、前に転じようとした。