「サッカー批評のtoto予想」(第1226回)3月6・7日「震災から10年、仙台は再び希望の灯となるか」の画像
画像:サッカー批評WEB編集部
■編集部の予想は、こちらから!■

 ついに開幕したJリーグは、J1ではミッドウィークの試合も挟みつつ、第2節へと突入する。過密日程は、波乱を呼ぶ材料となるか? 今回のtotoは、中止となったガンバ大阪鹿島アントラーズを除くJ1第2節の9試合と、J2第2節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 ベガルタ仙台は、ホームに川崎フロンターレを迎える。昨年は、対照的なシーズンを送った両チーム。仙台はホームで1勝もできず、川崎は圧倒的な強さを示してJ1を制した。今季もスタートから攻撃力を誇示する川崎に対して、仙台の開幕戦は退場者を出しながらも何とか追いつくという微妙ゲームだった。仙台の川崎戦での最後の勝利は2013年までさかのぼらねばならず、現状を鑑みても「2」としたいところだ。

 ただし、思い出してほしい。東日本大震災が起きた2011年のことを。大きな被害に見舞われた仙台は、再開後の初戦で川崎に勝利を収めているのだ(会場は等々力)。2012年、13年と、ホームでは川崎に勝利している。苦しい時こそ力を発揮するのが仙台であり、率いるのは2012年にクラブ最高の2位に導いた手倉森誠監督だ。震災から10年の節目となる今季、再び希望の灯となれるのか。「3.11」を前にした今季ホーム初戦では、「1」もマークしたくなる。

PHOTO GALLERY ■編集部の予想は、こちらから!■
  1. 1
  2. 2