■2位福岡は執念で追いついた!
3位の長崎は、7位のモンテディオ山形を1対0で退けた。
前半は相手のハイプレスに苦しんだ。好機を作り出せないままハーフタイムを迎えるが、「自分たちが思ったようなサッカーをさせてもらえなかったけど、ゼロで耐えたぶん後半は押し込めると話していた」と、FW富樫敬真は振り返る。その言葉どおりに、ブラジル人MFルアンが登場した後半は攻撃にリズムが生まれていった。
決勝点は86分に生まれた。ルアンの左CKから、富樫がヘディングシュートを決めた。ゾーンディフェンスで対応する相手守備陣の「間」で、背番号9が入魂の一撃を放った。
長崎が勝点を「73」に伸ばしたのに対して、福岡は勝点1を上積みするにとどまった。ツエーゲン金沢と2対2のドローゲームを演じたのだ。
80分過ぎまでは0対2とリードされていた。それでも、82分と87分に執念のゴールを叩き込む。後半終了間際にはあわや失点という場面を作られるが、GKセランテスがゴールライン上で相手のシュートをブロックし、ギリギリで勝点1を確保したのだった。