●FW エヴェラウド鹿島アントラーズ/5試合)

 フィットするまで時間がかかったが、フィジカルコンディションの上昇と共にゴールを重ね、今や鹿島のエースストライカーとして十分な成績を残している。滞空時間の長いヘディングや豪快なシュートだけではなく、前線からのチェイジングやサイドに流れてのサポートなど、献身的なプレーも魅力だ。調子を上げていく中で、こなさなければならないことが多すぎた土居聖真のタスクも整理されて攻撃が好転するようになった。

 互いにどこからでもゴールを奪うことができる上田綺世との2トップは相手に絶えず緊張感を与える。前半戦で苦しんだ鹿島の浮上は彼なしにはあり得なかった。極度の不振に陥った中でもザーゴ監督を信じ、苦しんだ時期をチーム全体で乗り越えて今の好調がある。
来季は開幕から強い鹿島が見られるだろう。

PHOTO GALLERY 【画像】2020年J1ベストイレブンはこの11人
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