■指揮官が話した現実的な解決策

 さらにリカルド・ロドリゲス監督も、こう振り返っている。

「最後のほうは難しい時間帯になってしまいましたが、自分たちの目指すところやアイデンティティの積み重ねでもあります。まだまだ自分たちが目指すところ、彼らを上回るにはやるべきことがたくさんあると思います」

 つまり、まだ蓄積ができていないということだ。

 一方で現実的な解決策として、「裏への動きを増やして相手を下げさせるか、速くボールを動かして速いプレスを突破するか。その両方を組み合わせていかないとなかなかこういった相手を倒すのは難しい。なので、どちらも改善点として取り組むべきものだと思う」と述べながらも、「ただ、次の試合への準備期間も長くはないので、いきなり改善することは容易ではないが、1つずつ積み重ねながらやっていきたい」とリアリストな視点も持っている。

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