■3月14日/J1第4節 横浜FM―浦和レッズ(日産)
前半のうちにFW前田大然に2得点を許して、試合の流れを完全に渡してしまった浦和レッズ。3-0のスコアだけでなく、シュート数でも19対7で圧倒されてしまった。
しかし、パス本数では浦和がわずかではあるが、上回った。これが表すのは、浦和がチャンスを作ることができなかったということである。実際、この試合で浦和のビルドアップは機能したとは言い難かった。
最終ラインからボールをつないで前線まで攻め込もうとする浦和は、GK+センターバックにボランチの1枚が下りてくることで、ボールの出口を探ろうとすることが多かった。しかし、マリノスの攻撃陣はこの浦和のビルドアップに対して猛然とプレス。そのせいで浦和はボールをつなぐことがままならず、たまらず外に蹴り出してしまうこともあった。