■CBの候補者にやや物足りなさが
控えメンバーには以下の7人を選んだ。個人的にはDFの候補者が少ないとの印象を抱いた。コンスタントに試合に出ているものの、チームを引っ張るには至っていない選手が多いと感じる。経験が問われるポジションということを考えても、だ。それができていないからJ2でプレーしているのかもしれないが、後半戦はU-23世代のセンターバックに存在感を発揮してもらいたい。
アタッカーは選択肢が豊富だった。徳島の渡井や杉森考起、東京Vの井上潮音、このところ好調な浮田健誠(山口)らも面白い存在だが、熟考の末に今回の顔ぶれに行き着いた。
GK 小島亨介(23歳・新潟) 12試合出場(1080分)
19歳の藤田和輝に先発を譲った時期もあったが、11節からゴールマウスに。21節の愛媛戦では決定機を阻止し、チームに勝点1をもたらした。
DF 前嶋洋太(23歳・水戸) 17試合出場(1346分)2得点
4バックの右サイドバックを定位置としつつ、ここ数試合は左サイドバックでもプレー。チームコンセプトを体現する積極的な攻撃参加がアピール度大。
DF 高安孝幸(19歳・金沢) 18試合出場(965分)0得点
右サイドバックを定位置とするが右MFでも起用され、どちらのポジションでも高卒ルーキーらしく必死にプレーしている。さらなる成長への期待も込めて選出。
FW 平戸太貴(23歳・町田) 21試合出場(1877分)5得点
前半戦は全試合に先発。2トップの一角を基本ポジションに攻撃を牽引した。5得点3アシストはいずれもチーム最多。右足のプレースキックの精度が高い。
FW 椿直起(20歳・北九州) 19試合出場(1496分)1得点
左サイドからの仕掛けは北九州に欠かせない武器となっている。得点とアシストが増えていれば、ベストイレブンにも推薦できた。
FW 遠野大弥(21歳・福岡) 21試合出場(1499分)5得点
1・5列目で相手の間を狙ってボールを受け、DFラインの背後も突きながらゴールへ迫っていく。密集へもぐりこんでいく力強さもある。
FW 垣田裕暉(23歳・徳島) 21試合出場(1475分)7得点
小川航基(磐田)も同じ7得点だが、PKによる得点が彼よりも少なく、アシストの多い垣田を選出。チームの成績も考慮した。