■控えメンバーの7人も絞り込みは難しく…

GK 新井章太(31歳・千葉) 14試合出場(1260分)

 メンバーが固まっていないチームで、移籍1年目にして14節まで全試合フルタイム出場。勝点を逃した試合でも、チームを奮い立たせる好守を見せている。

DF 二見宏志(28歳・長崎) 12試合出場(1080分)0得点

 ターンオーバーに積極的な手倉森誠監督のもとで、移籍1年目ながらCBの軸となっている。1対1に激しく、ビルドアップにそつがない。

DF 村松航太(23歳・北九州) 13試合(1170分)0得点

 2節から14節まで13試合連続でフル出場。大卒1年目の23歳は171センチのサイズでCBを務め、最終ラインを引き締めている。

MF 庄司悦大(30歳・京都) 14試合出場(1175分)0得点

 3-4-2-1でダブルボランチの一角を担い、チームのバランスに細心の注意を払う替えの効かない存在。プレータイムはチーム最長を記録する。

MF 澤田崇(29歳・長崎) 12試合出場(988分)1得点

 4-4-2の左サイドハーフでタッチライン際を何度もアップダウン。プレスバックの意識が高く、同サイドの亀川諒史との連携もスムーズだ。

MF 翁長聖(25歳・大宮) 12試合出場(943分)1得点

 3-4-2-1の左ウイングバックを主戦場に、移籍1年目でレギュラー格。試合終盤でも運動量は落ちず、右足のキックが高精度で、1得点は直接FKから。

FW 垣田裕暉(23歳・徳島)14試合出場(1012分)7得点

 3シーズン在籍した金沢での経験を土台に、加入1年目の徳島で得点源に。J2所属の東京五輪世代のFWでは、リーダー格の小川航基(磐田)に負けないインパクトを記している。

 今回の選考では、出場試合数が「10」に満たないために対象外とした選手がいた。たとえば、リーグ戦再開後に期限付き移籍をしてすぐにポジションをつかみ、チームに好影響を及ぼしている選手を、選ぶことができていない。

 次の14試合を終えた中盤戦終了時点では、どんな11人になるだろう。ひとつだけ確実なのは、ここからまた新たなタレントが台頭してくるのは間違いない、ということだ。

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