■これからが正念場となるJリーグ 酷暑の季節をいかに乗り越えるか。PCR検査と感染症拡大の防止はさらなる徹底を
無観客のリモートマッチとして再開されたJリーグは、7月10日から5000人以内の観客を入れて開催されている。当初は8月1日から制限が緩和される予定だったが、新型コロナウイルス感染者数増加のために制限緩和は先送りされてしまった。
この間、Jリーグは全登録選手やチームスタッフ、審判員等に対して2週間に一度のPCR検査を実施し、7月19日までに行われた第3回検査では3299名が検査を受け、全員の陰性が確認された。
ところが、その検査結果が出た直後に名古屋グランパスの宮原和也が発熱し、検査の結果、新型コロナウイルスの感染が確認され、さらに選手1人とスタッフ1人の感染も確認された。名古屋は、陰性判定を受けた選手17人で広島に移動していたが、その中に濃厚接触者が含まれる可能性があることから、7月26日の広島戦は中止に追い込まれてしまった。
しかし、その後、広島に移動していた選手の中に濃厚接触者は含まれていなかったことが明らかになった。もし、1日でも早く濃厚接触者の判定ができていれば、広島での試合は中止せずにすんだはずだ。