ACL参戦6チーム全勝!「Jクラブ」真の実力(3)過酷なACL帰りで示された鹿島・神戸・町田の地力、首位・柏を襲った名古屋戦の不運、理念強化配分金がもたらした本物の強さの画像
ACLのポートFC戦では温存されていた柏レイソルの小泉佳穂。帰国後の名古屋戦では不運な展開が続いた。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 長距離移動、異なる気候、未知の戦術――。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の過酷な戦いは、直後の国内リーグ戦に重い代償をもたらすのが常だ。しかし、今年のJリーグ勢は一味違う。連載最終回では、ACL直後の中2日・中3日という強行日程のなかで、鹿島、神戸、町田らが見せつけた「クラブとしての体力」と、Jリーグが推し進める資金配分制度の成果について考察する。【第3回/全3回】

■ 長崎・岡山・福岡を粉砕! 過酷なACL帰りで示された鹿島、神戸、町田の“地力”

「Jリーグ勢の強さ」をあらためて感じさせられたのは、ACLの戦いの直後に行われたJ1第10節で、ACL参加クラブの多くが勝利した事実だった。

 ACLでの戦いは、やはり負担が大きい。

 相手チームには個人能力の高い選手が複数人いて、そのマークは難しい仕事となるし、相手の戦術やスタイルは事前のスカウティングで明らかにしていても、やはりピッチ上で対戦してみないと分からないことも多いはずで、試合ではふだんのリーグ戦にはない緊張感があるだろう。

 まして、アウェイゲームになれば長距離移動の負担もあれば、気候の違い、ピッチコンディションの違いなどで負担が大きくなる。そんな、ACLの戦いとリーグ戦を並行して戦わなければならないのである。

 ところが、10月13日から16日に行われたACLEおよびACL2から中2日、中3日の強行日程で戦ったクラブのうち、ベトナムから帰国して中3日で戦った鹿島アントラーズはV・ファーレン長崎に2-0、ヴィッセル神戸はファジアーノ岡山に3-0、シンガポールから帰国して中2日のFC町田ゼルビアはアビスパ福岡に3-0とそれぞれ完勝した。

 また、距離の遠いオーストラリアのニューカッスルに先制して帰国したガンバ大阪は清水エスパルス相手に前半のうちに2点を奪われたが、終盤に食野亮太郎とイッサム・ジェバリの得点で追いついた。

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