■ 理念強化配分金がもたらす果実。過密日程をタフに戦い抜く「強者をより強くする」好循環

 ACLに出場し、かなりの負担を強いられながら、強行日程のリーグ戦でも結果を残しているクラブには大きな敬意を払いたい。それだけ、クラブとしての“体力”が身についてきたということなのだろう。

 Jリーグはかつては均等配分金という形のいわゆる“護送船団方式”で全体の強化を図ってきたが、2023年度から競技成績やファンの増加などに応じた理念強化配分金制度を導入した。つまり、強いクラブには手厚く配分金を手当するようになったのだ。

 さらに、サウジアラビアの資金が導入されてACLの賞金が大幅に拡大され、さらにヨーロッパのクラブに選手が移る際の移籍金の収入も増えている。

 こうして強いクラブはさらに強くなり、選手層を厚くすることでクラブの“体力”が強化されていく。ACLとリーグ戦を並行して戦っているクラブがタフに戦い抜いている姿を見れば、そうしたJリーグの狙いの成果が徐々に出始めていることが分かるのではないか。

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