■ 日本が挑む「自国育成」でのW杯優勝というロマン
ヨーロッパで生まれ、育った選手を祖国代表に迎え入れて代表強化につなげる……。
最近はアジアでも、インドネシアやフィリピンが同じような方法で代表強化を図っている。
2026年大会でも、大会終盤まで勝ち残っているのはほとんどがヨーロッパ諸国である。開催国である北アメリカ大陸の3か国(メキシコも地理学的には北アメリカ大陸に含まれる)も敗退が決まった。
ヨーロッパや南米大陸以外で初めてワールドカップで優勝するのはいったいどこの国なのだろうか?
今回のワールドカップを見ると、やはり第一候補はアフリカ勢ということになる。しかし、アフリカ勢というのは選手の出身地という意味ではヨーロッパの一部なのだ。
それに対して、北アメリカ大陸のアメリカ合衆国やメキシコ、カナダは基本的に自国の育成組織で育った選手によるチームだ。
そして、いよいよこれからワールドカップの優勝争いに名乗りを上げようとしている日本代表も、自国の育成組織で育てた選手を中心に勝負しなければいけないのだ。日本代表には、アフリカの遺伝子を受け継いだ鈴木彩艶もいる。だが、鈴木彩艶は日本の育成組織、浦和レッズの下部組織が将来性を見込んで手塩にかけて育て上げた傑作なのだ。
自国の育成組織で育てた選手を中心にワールドカップ優勝に挑む……。困難ではあるが、なんとやり甲斐のある挑戦なのだろうか。


























