サッカーくじ「toto予想」(第1591回)11月29・30日(1)優勝を狙う柏と激突「退団2選手の下で団結」5連続ドローの宿敵!広島と川崎の上位対決を左右「ルヴァン杯2度優勝」名将の退任の画像
画像/サッカー批評WEB編集部

 今回のtotoはJ1第37節の10試合と、J2第38節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■「別れの季節」ゆえのドラマが起きる

 シーズンが閉幕に近づいてきた。J1の頂点を争うレースでは、優勝の可能性は首位の鹿島アントラーズと、勝点1差で追う柏レイソルだけに残されている。

 サッカーの試合が行われない週末が近づいてくることも寂しいが、さらに悲しいのは別れの季節がやってくることだ。選手、スタッフが全員そろって次のシーズンを迎えることはなく、クラブを去る仲間を見送らねばならないのだ。

 すでに来季契約更新がなされないことが発表されている選手がいる。クラブやファンには悲しい気持ちが広がっているだろうが、その思いがエネルギーへと昇華し、しかも、優勝争いに影響する可能性がある。

 注目したいのはアルビレックス新潟だ。現在最下位で、J2降格が決まっているチームは、キャプテンの堀米悠斗と、計12シーズンも所属し、明るいキャラクターでも人気だった千葉和彦が今季限りで契約満了となることを発表している。

 ともにファンに愛された選手だ。その2人と迎えるホーム最終戦で、チームメイトたちに力が入らないはずはない。

 新潟としては、前節に5失点の大敗を喫した悔しさを晴らす必要もある。確かに、ここ2試合で計7失点という状況は看過できないが、上位のヴィッセル神戸相手の試合も含めて、2試合連続2得点しているのも事実だ。

 また、過去の対戦成績も見逃せない。新潟はJ1に復帰した2023年以降、柏を相手に5試合も引き分けが続いている。互いに監督が代わっていた今季も、その記録は続いていたのだ。

 柏も天皇杯決勝で敗れ、リーグ戦前節は下位の名古屋グランパス相手に辛勝するなど、絶好調とは言えない。このカードは、新潟の意地の勝利も視野に入れつつ、ドロー決着を予想する。

  1. 1
  2. 2