■迷いを生む「新シーズン」の監督交代
チームを去るのは、選手だけではない。いくつかのクラブでは、すでに今季限りでの退任が発表されている監督もいる。
そのひとりが、サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督だ。2022年から広島を率い、今季も含めてルヴァンカップを2度獲得。リーグ戦でも3年連続でトップ3以上にチームを導いた。
今季もまだ3位に届く可能性を残しているが、公式戦ここ2試合では結果が出ていない。天皇杯準決勝で神戸に敗れ、ACLエリートでも中国のチームと引き分けた。中国での戦いの翌日、スキッベ監督が今季でチームを去ることが発表された。
チーム内では、発表よりも前に情報が共有されていたはずだ。また、正式に伝えられていなくとも、そうした空気は、チーム内に自然と広がっていくものだ。
新シーズンの監督交代は、選手たちに迷いを生じさせるはず。年をまたいでACLエリートを戦い続ける広島にとっては、なおさらだ。
今節は順位が1つしか違わない、川崎フロンターレと対戦する。上位同士の対決とあり、totoの投票率は両チームの勝利予想がともに35%と、きれいに分かれている。
実力伯仲かもしれないが、そういう戦いを大きく左右するのが精神面。軍配が上がるのは川崎だ。
記事後半では、柏が引き分けることで気になる首位鹿島の試合と、激戦となっているJ2に目を向ける。









