今回のtotoはJ1第34節の7試合と、J2第35節の6試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
順位表の上部分を見ると、サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸が勝点1差の熱いレースを繰り広げている。一方、下部分を見ると、残留争いも予断を許さない状況だ。
現在、残留ラインとなる17位につけているのは京都サンガF.C.だ。18位のジュビロ磐田とは勝点6差と、残り試合数を考えると安心などできない状況。同じく冷や汗を隠し切れないのが、京都と同勝点の15位・湘南ベルマーレと16位・柏レイソルだろう。この勝点38で並ぶ「S(湘南)K(柏)K(京都)」は今節、明暗が分かれそうだ。
笑うことになりそうなのが、「S」こと湘南ベルマーレだ。
今節はホームに首位の広島を迎えるが、実は、相性は悪くない。通算では15勝8分25敗だが、ホームでは10勝3分10敗と星勘定は五分。昨季の対戦でも、初戦はアウェイで白星を献上したが、ホームでは勝点3をもぎ取っている。
湘南は前々節、難敵の鹿島アントラーズに2点差をひっくり返して逆転勝ちし、前節は成長著しい東京ヴェルディに2-0と完封勝ち。湘南のビッグウェーブで首位を飲み込む可能性は、十分にあると考える。
16位につける「K」、柏レイソルは足踏みか。
前節は横浜F・マリノスに1-0で競り勝った。その結果は見事だが、直近5試合で挙げたゴールがこの1点のみというのは気にかかる。
今節は、3位のFC町田ゼルビアと対戦する。町田は難敵ではあるが、ここ3試合勝利がなく、首位からズルズルと遠のいている。
柏と同様に、町田もその3試合で1ゴールのみと、得点力不足に苦しむ。両チームの底力、そして現況を考えれば、ドロー決着が妥当だろう。