■「追うチーム」に苦戦する京都と岡山

 残る「K」、京都には痛い黒星の予感が漂う。

 対戦するのは、最下位のサガン鳥栖。他チームも含めて今節の結果次第ではJ2降格の可能性もあるが、見方を変えれば残留争いのライバルを深みに引きずり込む、3ポイント勝点を得て、相手の勝点を3ポイント奪う、いわば「6ポインター」をものにするチャンスなのだ。

 通算では11勝3分11敗と、対戦成績は五分。ただし、直近3度の対戦は、鳥栖がいずれも3ゴールを奪って勝利している。

 鳥栖はここ2試合、引き分けで勝点1ずつ積み上げている。対する京都は、3試合連続で複数失点。鳥栖が京都戦での4試合連続3得点を記録しても、不思議ではない。

 J2でも、「追うチーム」の強い思いにかけたい。

 自動昇格の2チームはすでに見えてきたが、プレーオフ進出を争うレースは熾烈だ。3位のV・ファーレン長崎は抜けているが、4位・ジェフユナイテッド千葉から5位・ファジアーノ岡山、6位・ベガルタ仙台まで勝点55で並んでいる。この勝点55で並ぶ「J(千葉)F(岡山)V(仙台)」の今節も注目だろう。

 その6位までのプレーオフ圏内に手が届きそうなのは、勝点4差で追う、いわきFCまでか。いわきは今節、5位のファジアーノ岡山のホームに乗り込む。過去3度の対戦で勝ててはいない相手だが、2分1敗と接戦を演じている。

 岡山も必死だろうが、最近も勝点を取りこぼす試合があり、いわきがつけこむ可能性は十分。プレーオフ進出争いは、さらに熾烈になりそうだ。

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