■清水が先制すれば大宮は出てくる
清水が今節ホームに迎え撃つ大宮は、J3降格圏の21位に位置する。原崎政人監督が指揮するチームは36節から4連勝を飾ったが、前節のヴァンフォーレ甲府戦は0対2で完敗した。20位のレノファ山口FCとは勝点4差で、清水戦が引分け以下に終わるとJ3降格が決まってしまう。
ともに勝点3がほしい一戦で、先制点は勝敗に直結する。清水としては早い時間帯にスコアを動かし、大宮が前へ出てくる背後を突いてカウンターから加点、というのが理想的な展開だろう。大宮が守備ブロックを敷いてくる展開となった場合は、カウンターアタックのケアがポイントになる。
清水は得失点差で磐田、東京Vを大きく引き離しており、大量得点の勝利は必要ない。いつもどおりに4-2-3-1でスタートし、タイミングを見計らって守備時は5-4-1-になるオーガナイズへ変更すればいい。
清水が逃げ切りをはかる展開では、大宮がパワープレーを仕掛けてくることが予想される。39節の藤枝戦では、最終盤のパワープレーからDF袴田裕太郎が2ゴールを奪い、勝点3をもぎ取っている。清水としては空中戦の競り合いはもちろん、セカンドボールの行方にも細心の注意を払い、相手の攻撃を跳ね返していきたい。
清水対大宮戦は、11月4日14時キックオフだ。