■インサイドハーフの一角は鎌田で
日本時間9月10日の未明にドイツと対戦する日本代表には、4-3-3のシステムを推す。強豪とのアウェイゲームだからといって守備重視なプランを選ばず、自分たちで主導権を握ることにトライするのだ。
カタールW杯最終予選の4-3-3は、遠藤航をアンカーに配し、守田英正と田中碧をインサイドハーフに置く中盤の3枚が、システム成立の大前提だった。3人のなかで自在にポジションを変えられる流動性、ポジションを変えてもバランスを崩さない関係性、一人ひとりのプレー強度などの観点から、このトリオは“鉄板”だった。
お馴染みの並びでももちろんOKだが、今回は鎌田大地をインサイドハーフで起用したい。4-3-3が採用された6月のペルー戦でこのポジションを任されており、新天地・ラツィオでもインサイドハーフで起用されている。状況に応じて適切な立ち位置を取り、攻撃面はもちろん守備でもハードワークできる彼の特徴を引き出したいのだ。
また、遠藤、守田、鎌田の3人なら、鎌田がトップ下のようなポジションを取って4-2-3-1へ可変できる。選手交代を必要としない戦術的柔軟性も確保できるのだ。