■「僕は、もっと国内組にフィーチャーしてもいいと思います」
――第2次森保ジャパンのメンバーについては?
「代表チームの大半を海外選手が大半を占めているので、選手の招集面で、さまざまな問題に直面すると思います。僕は、もっと国内組にフィーチャーしてもいいと思いますし、国内組を中心とした試合をしてもいいのではという気がします。
次のワールドカップ2026では、アジア枠が前回の“4.5”から、“8.5”に増えたので、国内組のチームで戦っても問題なく突破できると思います。日本はそれぐらいのレベルに来ている。そこらへんのビジョンを森保監督に聞いてみたいんですが、中長期的な目標はなかなか発表してくれませんからね。日本代表の底上げとして、海外組の代わりになる選手が必要なのは明らかですし、海外組が無事に招集できたら、 国内組を上手に混ぜて、いかにチームを強化していくか。そこが重要だと思います」
――9月9日には、ドイツ代表との親善試合もあります。ドイツ代表はリベンジマッチということもあり、気合十分だと思いますが……。
「そもそも、これまで日本は、ヨーロッパとの時差や、タイムスケジュールの違い、ヨーロッパだけの国際大会の存在、それに島国という立地もあって、強豪国からの距離が非常に遠くて、なかなかトレーニングマッチを組めなかったんですよ。その点、今回はドイツのほうから声をかけてくれたということは、やはり、先のワールドカップの雪辱を果たしたいという思いがあるんでしょうね。今回の親善試合を獲得できたことを考えると、カタールでの勝利は非常に大きかったですね。そして、再び勝つことができれば、日本代表の強さを世界に示すことができる。すると、また強豪国との距離も近くなると思うので、そういった良いサイクルを作って、どんどん実戦を積んでほしいです」