■ボランチ3枚看板の一角

 今の田中碧にとって、遠藤と守田という2人は高い壁に他ならないが、これまで要所要所で大仕事をしてきた「持ってる男」がこのまま停滞を続けるとは到底、思えない。2人とともにボランチ3枚看板の一角を形成し、日本を力強くけん引していけるだけの器とスケール感がこの男にはあるからだ。

 遠藤、守田、田中碧の3人が確固たる存在感を示し、鎌田大地ラツィオ)もトップ下・ボランチ併用でメドがつけば、ボランチ陣のことをそこまで心配しなくてもよくなるはず。もちろんそれ以外の川辺やDF兼任の瀬古歩夢(グラスホッパー)らバックアップ体制を整えておくことも肝要だが、まずは田中碧が心身ともに前向きな状況にならなければ何も始まらないと言っても過言ではない。

 さしあたって9月シリーズだ。半年ぶりに参戦するであろう代表活動で、田中碧はどのような仕事を見せてくれるのか。まずはその一挙手一投足をチェックすることが重要だ。

(取材・文/元川悦子)

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