移籍ウィンドウが影響しそうなカードが他にもある。18位湘南ベルマーレと8位サンフレッチェ広島の対戦だ。
湘南からはエースFWの町野修斗がヨーロッパへ、広島からは背番号10の森島司が名古屋グランパスへと移籍した。どちらもチームにとっては小さくない穴となる。
広島はセレッソ大阪から加藤陸次樹を獲得とプラス材料もあるが、上回るのは湘南だ。ディサロ燦シルヴァーノら複数の選手を獲得しているのだ。
しかもキム・ミンテは3バックに馴染みがあり、田中聡は慣れ親しんだ古巣への復帰だ。この対戦で勝利をつかみ、広島とのホーム通算成績を10勝3分10敗の五分に戻すだろう。
移籍で泣くのは、セレッソ大阪も一緒だ。加藤が広島に移ったことに加えて、今節はレオ・セアラが出場停止。これまで2トップを張ってきた2人の不在では、FC東京に白星献上も致し方ない。
J2で苦しみそうなのが、藤枝MYFCだ。今季ここまでJ2得点ランキング3位につける13得点の渡邉りょうがセレッソ大阪に、ウィングバックながら今季27試合5得点の久保藤次郎が名古屋に、それぞれ引き抜かれていったのだ。チーム内得点ランクの上位2人が抜けるのはあまりに痛く、モンテディオ山形に勝点3を渡すことになりそうだ。
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