■守備的MFには3位・東京Vの22歳主将を選出

左SB●翁長聖(FC町田ゼルビア)21試合出場2得点

 首位快走の町田で不動の左SBとして21試合に先発し、20試合にフル出場。取り替えの効かない選手として機能している。左SBでは深澤大輝(東京ヴェルディ)、松原后(ジュビロ磐田)、吉田豊(清水エスパルス)らも印象的だが、翁長はチームの首位ターンへの貢献度が高い。得意のロングスローは、貴重な攻撃パターンのひとつになっている。

 

右SB●鈴木雄斗(ジュビロ磐田)19試合出場2得点

 奥山政幸(FC町田ゼルビア)、宮原和也(東京ヴェルディ)らも候補にあがってくるが、鈴木を選出した。横内監督が採用する4バックで右SBを定位置とし、攻守においてチームに不可欠な存在となっている。清水や町田相手にアシストを決め、20節のベガルタ仙台戦で1得点1アシストを記録するなど、J1昇格を争うライバルとの対戦で数字を残していることも評価。

 

ボランチ●ホナウド(清水エスパルス)20試合出場0得点

 開幕からダブルボランチの一角を担い、秋葉体制移行後もチームに欠かせない選手となっている。球際の攻防に強く、奪ったボールをシンプルかつ的確にチームメイトへ供給する。ボランチのパートナーとの関係で守備に軸足を置くが、ペナルティエリア付近へ飛び出した際のプレーも効果的だ。

 

ボランチ●森田晃樹(東京ヴェルディ)20試合出場

 前半戦を3位で折り返したチームで、20試合に出場。ボランチ、インサイドハーフ、ウイングとシステムに応じてポジションを変えながらボールに関わり、チームのパスワークにテンポとリズムをもたらしている。得点は「0」でアシストは「1」と、個人のスタッツには物足りなさが残るものの、22歳の主将はピッチ上で確かな存在感を放っている。

【攻撃的MF・FW・サブ編へ】
(2)へ続く
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