【2023年J2前半戦ベストイレブン】GKポープ・ウィリアム、CBチャン・ミンギュ、左SB翁長聖、首位快走&最小失点の町田ゼルビア勢が守備陣を占める!ボランチは3位・東京Vの22歳主将を選出!!【GK・DF・守備的MF編】【戸塚啓のJ2のミカタ】の画像
堅守・町田の最後の砦、GKポープ・ウィリアム  撮影/原壮史
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■J2リーグ前半戦のベストイレブンを選出!

 J2リーグは前半戦(21節)が終了した。すでに22節も終了済みだが、ジュビロ磐田清水エスパルスルヴァンカップに出場しているため、両チームとヴァンフォーレ甲府ブラウブリッツ秋田は消化試合数がひとつ少なかったが、6月28日にその4チームが順延分(21節)を戦い、全チームの消化試合数が揃った。

 選考基準として、前半戦の半分強にあたるプレータイム(1000分)以上を求めた。これにより、秋葉忠宏監督のもとで輝きを放っている乾貴士(清水エスパルス)は選考外となっている。

 ひとつのポジションに複数の候補者がいる場合は、チームの成績が上位の選手を優先した。

 今シーズンの前半戦はFC町田ゼルビアが首位で、東京ヴェルディが3位で折り返した。両チームは失点の少なさを強みとしているが、CBはケガ人の影響で必ずしも選手が固定されていない。そのため、上位でありながら両チームから選べなかった選手もいる。

 なぜこの選手が選ばれてない、といった意見はあるだろう。ただ、ここに選んだ選手が前半戦のJ2を盛り上げたのは間違いない。(#GK・DF・守備的MF編)

■GK、CBは堅守・町田勢

GK●ポープ・ウィリアム(FC町田ゼルビア)21試合出場

 前半戦首位ターンのチームで、ここまで全試合フルタイム出場。リーグ最少の12失点に抑えた。クリーンシートは10試合を数える。13節の大宮アルディージャ戦では、後半に押し込まれる展開でPKを阻止。1対0の勝利を手繰り寄せた。

 

CB●チャン・ミンギュ(FC町田ゼルビア)17試合出場1得点

 首位ターンを果たした町田のCB陣で、もっともプレータイムの長いチャン・ミンギュを選出。ジェフユナイテッド千葉から移籍加入した1年目に、同じく移籍組の池田樹雷人カルロス・グティエレス、藤原優大とCBのコンビを組み、堅守を実現させてきた。17節の清水戦では、後半アディショナルタイムの決勝弾でチームを勝利に導いている。

 

CB●鈴木義宜(清水エスパルス)19試合出場1得点

 リーグ最少3位の18失点の清水の守備を統率。高橋祐治井林章らとコンビを組み、9試合のクリーンシートを作り出した。20節のロアッソ熊本戦では特別指定選手の高木践とCBのコンビを組み、シーズン初のウノゼロ勝利を達成。

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