川崎フロンターレが敵地でアビスパ福岡を3-1で下した。今季3勝目をまたもアウェイ戦で奪ってみせた。
予報通りの、そして、予想以上の大雨がピッチに叩きつけるまさかの悪天候の中で、フロンターレの選手が躍動した。この日の先発メンバーは、前節・浦和レッズ戦と同じオーダー。ルヴァンカップ・清水エスパルス戦からのいい流れを継続しようという意図が感じられた采配通りに、公式戦3試合連続となる先制ゴールを奪った。
得点を記録したのは登里享平だったが、アシストした脇坂泰斗の確かな技術力があればこそ生まれたゴールだった。家長昭博からのパスをペナルティエリア内で受けるや、緩急を付けたドリブルで縦に突破。背番号2のリーグ戦6年ぶりとなるゴールを見事にお膳立てしてみせた。
2点目は登里が左サイドで抜け出してゴール前にクロス。これはシュートに直接つながらなかったものの、受けた家長がゴール前にパスを送ると宮代大聖が合わせて追加点を奪った。
後半20分に登里が縦に入れた浮き球に遠野大弥が抜け出して中に入れると、これがオウンゴールを誘発。その後、1点を返されるも最少失点で90分間を終えたのだった。